芽吹きに、雷鳥に。
さかきです。
日中どんよりとした曇り空だった大天井岳界隈。
まだ本格的な夏山シーズンには早く、昨日土曜日の人の流れとは打って変わり、割と落ち着いた一日でした。
一昨日まで営業に向けての小屋内外の体裁に時間を優先、事務的なことがほぼ手付かずだったため、今日は受付に“缶詰”状態。
正面の玄関扉越しに見える、大天荘のシンボルツリー“ななかまど”にふと目をやると・・・
芽吹きです。
もしかすると毎年話題にしているかもしれません。
それでも、数か月重たい雪に押しつぶされる感じで埋没するこのななかまど。必ず立ち上がるこの生命力には、感服です。
今年もちょいちょい話題にあげる予定です。
そして小屋周り、特にテント場辺りのミヤマキンバイが、ここ数日でさらに勢いを増し、鮮やかな黄色が眩しくなってきました。見頃を迎えています。
大地の植物達が目を覚まし始めています。
それでは、今シーズンも恒例となりつつある“雷鳥クイズ”、1回目といきましょう。
早朝の、小屋の前にあるケルンと有明山方向。この中に一羽の雷鳥がいます。どこにいるでしょうか?
正解は、
比較的簡単でしたかね。
別の角度から。
今年はこのケルンの周りを中心にオス同士の縄張り争いが活発で、ほぼ毎日見かけることができます。
「ふふふ、このオレ様に何の用だい?そっとしておいてくれねえかな。」なんて。こんなキザな雷鳥いるわけないですね。
とはいえ、少なくとも30分以上はじっとこの岩の上に佇んでいました。
今年は何羽の子供たちが生まれるのでしょう、楽しみです。