夏至。
今日は夏至です。昼間の長さが最も長くなる日です。また、日の出時刻は今が最も早くなっていますが、日の入時刻は1週間後くらいが一番遅くなります。ご来光は見られましたがその後は太陽が雲に隠されてしまい姿を見ることが出来ませんでした。
登山口辺りでは緑がどんどんと濃くなってきて、新緑から夏の色へと変わり始めてきました。
第二ベンチから第三ベンチにかけ、イワカガミがとてもきれいに咲いています。
合戦小屋のナナカマドの今が見頃です。この辺りは雪はもう全くありません。ただ、ここ数日麓の街でも30℃を超えるようになってきて、山の上でもぐっと気温が上がるようになってきました。体がまだ暑さに慣れていないので熱中症になりやすくなるので、塩分と水分のこまめな水分補給をこころがけましょう。
オオバキスミレ
ヒメイチゲ
合戦小屋を過ぎてもまだ雪は全くありません。いつの間にかこの辺りの雪はなくなり、オオバキスミレやヒメイチゲが咲き始めていました。まだ咲く花の種類は少ないですが、これからどんどん増えていくので楽しみです。
合戦の頭を過ぎるとようやく雪が出てきます。燕山荘までの間に雪が残るの3割程度です。たまにスニーカーで来て苦労されている方を見かけます。雪がなくなっても燕岳を登るのはハイカットの登山靴をお勧めします。なぜなら過去にローカットの靴を履いていて、骨折した肩を何人も見ています。
燕山荘直下のミネザクラが今満開を迎えています。夏至の日に満開を迎えるのもいいですね。
夏至の南中する太陽を期待していたのですが、残念ながら雲に遮られ見ることはできませんでした。夏至がやってくると賑わう夏山シーズンまで1ケ月をきったことになります。
今日は水源地の補修作業に出かけてきました。稜線の山小屋で水を得ることは大変なことで時々このような作業が必要となってきます。
その水源地に行く道中、稜線上にはたくさんのイワウメを見つけました。また、カラマツもとても美しい緑色に変わってきています。今日は夏至ですが、稜線付近ではサクラが満開になったり、咲く花の数が増えてきて、ようやく遅い春がやってきたのでしょうか。
水田地へ行く途中から見る燕岳の山肌を見るとダケカンバの芽吹きが始まってきたため、山肌の色もほんのりと緑色へと変わってきました。今は山の遅い春ですね、いい季節です。
河地