どんどん夏が近づいています。
先日も書きましたがこのところ気温が急に上がりだしてきています。朝起きても寒いと感じることがなくなってきました。今朝はご来光は見られませんでしたが、7時頃より展望が広がりだしました。日が差し込みだすと湿度が高いと朝から暑いと感じる一日となりました。
燕山荘周辺のナナカマドも一気に葉を広げ始めました。青空とこの新緑とのコントラストは本当に美しいものです。
合戦尾根上部のダケカンバも一気に葉を開き始めてきています。新緑のトンネルの中を歩くのは本当に気持ちのいいものです。
合戦の頭の少し上
クサリ場の少し下
ここ数日は連日のように合戦小屋まで行っているのですが、雪解けはみるみると進んでいます。今雪が残っているのは主にこの二か所くらいです。雪の解けていくスピードには少々驚きを感じています。ここ数日で季節は夏へと加速し始めたようです。
夏山シーズンももう間もなくとなってきました。それまでに痛みのひどい登山道をなんとか治したいと思い、少しづつ手を付けだしています。これくらいの階段を造るのには4ｍの丸太を6本使います。休暇で下山するスタッフなどに事前に運んでおいてもらい、お客様の通過の少ない日を見計らって作業を行っています。まだまだ治したいところはたくさんあるのですが、なかなか一気にとはいきません。空いた時間を見て、夏までにはきれいな登山道にしたいと思っています。今日の現場は燕山荘から400ｍくらい下がったところで行いました。恐らく燕山荘では今日の日中15℃くらいになっていたようですが、何しろいつも涼しいところで生活している僕らは暑さに弱い体になってしまっています。山の上でも気温が上がり始めていますので、水分は多めにお持ちになり、こまめに補給するといいでしょう。
一方、合戦小屋では来週にあるヘリコプターの荷上げに向け、荷作りを始めていました。この辺りでは小さな虫が多いので防虫ネットや頭にタオルを巻いたりして、作業を行っていました。今の時期は防虫ネットや虫よけスプレーがあるといいです。
夕方、小屋に戻ればこちらはひんやり涼しい気温でした。雲が多く、日の入りは、見られませんでしたが美しい光芒が見られました。
河地
