夏道開通。
さかきです。
先ずは登山道状況のお知らせです。
燕山荘~大天荘の間は、本日をもって全て夏道通しとなりました。
▲蛙岩~大下りの頭
▲大下りの頭の鞍部付近
▲為右衛門吊岩付近①
▲為右衛門吊岩付近②
上部の画像のように、まだ一部雪渓や残雪があり、場所によって雪切りなど工作を施しての開通です。
雪の上を歩く際は、スリップ等足元に十分な注意が必要ですが、燕山荘~大天荘~常念小屋においては、アイゼンやピッケル等の装備までは必要ないかと思われます。不安な方はチェーンスパイク等ご持参ください。
というわけで、今日もまた梅雨の中休み。外作業するにはもってこいの陽気でした。
▲早朝 大天荘テント場
夏の夜明けを感じさせる朝のひととき。昨晩は雨模様だったこともあり、雨上がりで澄んだ大気と雲の織りなす様がとても素敵でした。
日中、縦走路途中で作業をしていた時に見上げた空、雲の芸術鑑賞です。
こういう図は個人的にはとてもお気に入りの光景。こんな雲上の地で働かせて頂けることに感謝せずにはいられない瞬間でもあります。
そして今日「大下りの頭」から眺めた大天井岳の全容。
斜面の緑が淡く、新緑の季節を迎えています。
まだ人通りの少ないこの時期、鳥のさえずりや沢の水の音など、自然の音だけを耳にして、十分に大自然を満喫できる、程よい時期を迎えています。
◆
最後に縦走路途中で芽吹き始めている花を。
▲サンカヨウ
▲ミヤマキンポウゲ
▲エンレイソウ
▲ミネザクラ
標高2,600m辺りまで、“春”がやってきました。ウグイスも聴こえます。
▲イワウメ
▲ミヤマタネツケバナ
上の花は、切通分岐直下の足元に可憐に咲いています。とても小さいです。
そして、高山植物の女王と呼ばれているコマクサは・・・
もう一息ですね。