夏空広がる。
ご来光は雲に遮られてしまいましたが、その後どんどん天気が良くなり、青い夏の空が広がりだしてきました。ヘリポート下のナナカマドも花を咲かせ、燕岳の夏がいよいよ始まり出しました。今日の日中は玄関先の温度計はとうとう20℃を超えました。この20℃超えというのは山の上ではかなり暑く感じる温度です。この気温からも夏が来たと感じさせられました。
暑くはなってきましたが燕山荘のテント場にはまだ雪が残ります。地面が出てきているのはほんのわずかです。もうしばらくの間は雪の上にテントを張っていただくこととなりますのでそれ用の装備をお持ちください。
この暑さでライチョウのヒナたちは大丈夫かと心配していたのですが、今日も元気な姿を見せてくれました。親鳥も子育てに少し余裕が出てきたのでしょうか、今日は長い間砂浴びをしていました。
夏らしい雲が広がりました。夏の午後といえば燕岳の安曇野側はガスに包まれてしまいます。また、夕方近くになると夏らしさを演出してくれる入道雲が沸き上がってきました。先ほども書きましたが山の上でも暑く感じるようになってきました。ただ、街の気温と比べれば10℃以上も低く、稜線を吹く風が心地よくとても過ごしやすい環境となっています。
日が沈んでしばらくしても高さが1万メートルくらいになる積乱雲の上の辺りは、まだ太陽が当たっていて赤く染まっていました。
今日で6月が終わります。このところは梅雨が明け、晴天が続いているため、この時期としては多くのお客様が登ってこられます。とにかく今年は気温が異常に高くなっているので、気温が低い朝早くに登り始めることをお勧めします。
河地