沸き立つ雲。
すっきりと晴れる日がなかなかやって来ない今年の夏ですが、今朝は、ようやくきれいに晴れました。そして気が付けばもう、７月も間もなく終わり。今朝は東の空に冬の星座であるオリオン座が昇ってきていました。夜明け前にこの星座が見えるようになってくるのは、いつも夏山最盛期の真っ只中、今年はコロナによる営業自粛があったため、いつもと違う感じでした。
こうしたすきっりと晴れ渡るご来光が見られるのはこの夏に入って初めてのような気がします。これを見ると今更ながら夏が来たんだと感じさせられました。
この周辺の夏の天気の特徴として、すっきりと晴れているのはだいたい９時くらいまで。そのあとは安曇野側にはたいていガスが湧き上がってきてしまいます。今日もまさにそのような天気となりました。
昨日と同じように今日も午後になるとにわか雨がありました。長い時間の雨ではありませんでしたが、やや強い雨でカッパを着てご到着の方もいらっしゃいました。夏の午後はやはりにわか雨や雷雨が起こりやすいものです。今年のように太平洋高気圧にすっぽりと覆われることが少ないと天候も不安定で午後の夕立が起こりやすくなります。
ざっと降った雨が上がるとガスも取れ、展望が広がり、外は再び、にぎやかになりました。東の空にはモクモクとした積乱雲が立ち上り、夏だなと思わせる空でした。
東の空には巨大な迫力のあるきのこのような雲が現れていました。今日の午後はモクモクと沸き上がる雲が様々な面白い光景を作り出してくれました。
沈む太陽の姿は見られませんでしたが、もくもくと沸き立つ雲が素敵な光景を楽しませてくれました。恐らくこのような光景は二度と見られないことかと思います。今日は沸き立つ雲が僕らを楽しませてくれました。遅ればせながら夏がいよいよ始まったという感じでしょうか。
河地
