残念ながら雷と遭遇・・・
さかきです。
今日は所用で燕山荘経由合戦小屋まで往復してきました。
午前中に大天荘を出発。
▲大天荘直下より有明山方面
▲大下りの頭より大天井岳
▲大下りの頭付近から高瀬の谷間
▲合戦尾根途中から大天井岳
8月初旬、普段なら歩荷などが発生しない限りこの時期縦走路を歩くことはほぼ皆無です。あらためて歩いてみると、色濃い緑の山肌がとても新鮮で、ほんのりかかる霧と相まって、じつにたおやかな光景という印象でした。
歩かないと、この時期の稜線歩きの楽しさ、お伝え出来ませんね。
▲燕山荘直下より大天井岳と槍ヶ岳
▲大下りの頭から大天井岳
天気予報では、午後から雷に注意とあったため、雨雲レーダー等で雷雲の動きと時間差を計算し、雷雨に見舞われないうちに大天荘に着く想定で、途中までのんびり歩いていましたが・・・
結果間に合わず縦走路の途中、頭上で鳴り響く雷と遭遇。
稜線上につき、あいにく樹林帯が近くになく、ハイマツの茂みに身を潜め、約30分立往生。
画像からはまったく伝わりませんが、この時頭上近くでは雲放電の重苦しい音が鳴り響き、正直生きた心地がしませんでした。
もちろん平地でも対地放電いわゆる落雷はありますが、稜線上では歩く人そのものが避雷針の役目になり兼ねず、場合によってはそれで被雷するケース少なくありません。
今日私が茂みで身を潜めている最中、頭上で鳴り響く雷鳴をもろともせず歩く登山者がいらっしゃったので、思わず声かけしましたが、平地よりも被雷してしまう確率は格段に高い旨、山で遭遇する雷には十分な注意が必要です。
夕方前に無事に小屋に辿り着いた時は、心底ホッとしました。
緑濃い夏色の山肌と雷の両方を、今日は堪能させて頂きました。