前線による雨と雷。
今日は朝から雨と雷の一日となりました。出発時の玄関前は皆様のカッパの色でとてもカラフルでした。気温は12℃くらいでしたが、稜線の風はそれほど強くなかったので先へと進まれた方もいらっしゃいました。雨の日は気温と風の強さに注意を払う必要があります。
その雨はいったんお昼前に上がりました。比較的遠くまで見渡すことが出来、八ヶ岳や富士山も見えてきました。しかし、その後お昼過ぎより雷鳴が聞かれるようになってきました。雨雲レーダーを見ると北陸ではかなり強い雨が降り、被害が出ているようでした。その雨雲はこちらへと移動してくることはなく、同じところに居座り続けました。今回のように前線により起きる雷は夕立などと違い、長い時間続くことが多いです。場合によっては一日中、雷が続く場合はもあります。前線による界雷と日射によって起こる熱雷の違いを知っておくことも大切かと思います。
その雷が収まった後、雨はやみませんでしたが燕岳や槍ヶ岳の姿を見ることはありませんでした。この数日で立秋となります。このくらいになってくると太平洋高気圧が弱まってくるため、こうした前線による雨が降ることが多くなってきます。
19時頃、何気なく雨が降る中外に出てみると、西の空がうっすらとピンク色に染まっていました。雨が降る中、夕焼けが見られるのがなんとも不思議な感じでした。
河地