山の日。
さかきです。
山の日の今日、皆さんはどこの山中でお過ごしになられたでしょうか。
ここ大天井岳周辺、朝方こそ小雨がぱらつきましたが、日中にかけて徐々に天候は回復。昼間はまさに夏山に相応しい空模様となりました。
▲夜明け前 4:35頃
テント泊の方々は各々朝食の準備や、早い人は次の目的地に向け出発の段取りをされているのでしょう、そのテントの灯と、まだ夜灯が尽きぬ麓のそれとが相まって、印象深い日の出前の光景。
▲日の出直前 4:55頃
やや強めの風に雲は次々と流れてきては形を変え、どんな“日の出ショー”が繰り広げられるか、今か今かと待ち望んでいる登山者が続々集結してきます。
浮かぶ雲がオレンジ色に輝き照らされ、見事なご来光でした。
この後しばし霧に包まれ、小雨模様となります。
しかし昼前には夏空復活!
ベンチで生ビールを美味しそうに飲む人や、おつまみを作る人、テントの入口全開に昼寝を楽しむ人、仲間と談笑する人、ボーっと空を見上げて夏山を感じている人・・・“テント村”の人々は、この清々しい夏空の下、思い思いの楽しみ方で、テント生活を謳歌していました。
そして迎えた夕刻。
受付の窓越しにふと東の空を眺め見ると、煌々と満月一歩手前の月がぽっかり。
日が暮れてからのテント村は、美しい月夜に街灯、雲上の楽園と化しました。
混沌としたこの世情からは想像もつかない自然美が、いつもではないにしても、山の稜線では垣間見ることができたりします。
もちろん感染症対策は怠り無くですが、是非天気の合間を縫って山にお出かけ頂きたいと思います。心底癒されます。
2022年8月11日、私にとっては満足のいく山の日となりました。
皆さんはいかがでしたでしょうか・・・