久々の美しい日の入。
夜明けまで雨が降っていましたが、皆様が出発される頃にはその雨も上がり、展望が広がり始めてきました。ヘリポートから見るナナカマドの実は日ごとに赤さを増してきて、また、山肌の色も黄色っぽくなってきて、季節は秋へと変わってきていることを改めて感じさせられました。
雨上がりの玄関前では今年も鈴木メソードの皆さんが下山される前に演奏を聞かせてくださいました。突然始まったこの演奏には皆さん大変喜ばれていらっしゃいました。
その演奏を終えた後、鈴木メソードの皆さんは下山されて行かれました。毎年こうして歩いて登ってこられ、素敵な演奏を聴かせていただき、ありがたいことです。また、来年もこうした演奏会を開催できるといいな。昨夜は本当に素敵な夜でした。
今日の日中は夏らしい雲が湧き上がりましたが、その隙間からはまだなつの面影を感じる美しい青い空が見られました。やっぱり青い空っていいですね。
しかし、安曇野側には夏特有のガスが湧き上がり、合戦小屋ではここは晴れているのに霧雨のようなものが降っていました。このガスによって、今日もヘリコプターは飛ばず、一体いつ飛ぶのやら・・・
そんな恨めしいガスですがこんな素敵な光景（白い虹）を作り出してくれました。
日中はガスが多かったのですが、日が沈むころになると急にガスが取れてきて、久しぶりに美しい日の入りを見ることが出来ました。また、日の入り方向の反対の安曇野側には雲海が広がり、空は美しいオレンジ色へと染まり、西を見ても東を見ても美しい光景が広がりました。
また、日の入り頃に山頂を包み込むガスの動きがとてもきれいでした。ガスが動き出すと気温も急激に下がり出してきました。そして、２０時過ぎ玄関先の温度計はとうとう５℃台まで下がってきました。涼しいというより寒さを感じる気温です。山の上には秋の足音が日に日に大きくなってきています。
河地
