日の出日の入頃だけガスは取れて。
朝起きた時は濃い霧が出ていて、その水滴が屋根について雨が降っているときのような音がしていました。しかし、日の出時刻が近付いてくるとそのガスも薄れてきて外には多くの方々が出てこられ、真っ赤な太陽が雲海の上に登ってきました。ちょっと感動的な朝でした。
顔を出した太陽はすぐに雲に隠れてしまいましたが、その太陽が雲海を赤く染め、とても美しい光景を作り出してくれました。こんな光景なかなか見ることが出来ません。天気がちょっと悪いくらいの方がこうした珍しい現象に出会える機会が多いような気がします。
朝の美しい日の出ショーが終ったあとは燕山荘周辺はすっぽりとガスに包まれてしまいました。それによって日差しはなくなってしまいましたが、蒸し蒸しとした空気になっていて、ちょっと動けば汗ばんでしまう陽気でした。
夕方5時くらいになってくるとガスが取れだし、松本平の街並みが見えだしてきました。そして、おそらく美ケ原あたりでしょうか、その上にはモクモクとした夏を思わせるような積乱雲が現れていました。ここ数日は暖かい空気がはいっているせいか、暖かい日が続いています。
平日ですがテント場は今日も満杯となっています。コロナ禍以来、燕山荘のテント場は完全予約制になっているのでご注意ください。なんとかなるだろうと思って登ってこられても本当に張るスペースがないことが多くなっています。どうかご理解の程、よろしくお願いします。
ここ最近、多いのがカード払いが出来ると思って現金を持たずに来られる方を多く見受けるようになってきました。山の上では電波状況が良くないため、カード払い出来る山小屋はまだ多くはありませんのでお気を付けください。
河地