台風一過、再び。
さかきです。
再び今回の台風による被害が各地で相次いでいるようです。
被災された方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。
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昨晩までの強い雨、日付が変わる頃には弱まり、日の出前には雲の隙間からオリオン座が瞬いていました。
▲雲の隙間から 穂高連峰と朝一の登山者
ご来光こそ拝めませんでしたが、今日が素晴らしい台風一過となることを予感させる光景で幕は明けました。
その後、みるみる視界は開け、
▲大天井岳山頂より槍・穂高連峰
足元のクロマメノキはすっかり赤味を帯び、秋を彩ってくれています。
ちなみに、
▲ミヤマダイコンソウ
▲ウラシマツツジ
辺りにある草紅葉も盛りを迎えてきました。
▲表銀座縦走路越しに槍ヶ岳
▲右手前 西岳越しに穂高連峰
「一雨一度」という言い回しがあります。今回の雨は台風がもたらしたものゆえに、この言葉が適当かどうかは定かではありませんが、気温の低下と共に山肌は確実に色づいてきています。
そして上空に目をやれば、
▲常念岳と穂高連峰
▲中天井岳と東天井岳
先日14号の台風一過同様、これまた見応えあるうろこ雲がにわかに上空を覆いました。
▲槍・穂高連峰
▲大天荘と大天井岳
日中にかけては雲一つない晴天となり、迎えた夕刻・・・
▲霧に咽ぶ夕陽と槍ヶ岳
▲槍ヶ岳と大天井岳
▲高瀬側から溢れ出す雲海
▲雲海越しに燕岳、遠望 後立山連峰ほか
▲同じく剣・立山連峰、針ノ木岳
「100点満点の夕空ですよ!」
近くにいた登山者が思わず呟いた言葉が全てを物語っています。
正直、台風はじつに迷惑なものですが、皮肉にも台風一過時に見事な光景が広がるのは、何とも心中複雑なところです・・・
<おまけ>
ここ数日、大天荘周辺には数十頭のニホンザルの群れがキーキーと騒々しさを増しており、厄介なところなんですが・・・
ジッと槍ヶ岳の頂上を見つめている一頭のサル。
こういう風情ある光景の良さ、わかるのでしょうかね、このサル達にも・・・