スタッフブログ Staff Blog

有明荘

秋の日はつるべ落とし


9月28日(水) 午前11時現在の気温:14℃ 天候:小雨

今日は朝から冷たい雨模様・・・日中も気温が上がらず、11時現在でも14℃しかありません。
こんな日は温泉の有難味をより一層感じます。

さて、秋分の日が過ぎ、日の入りが徐々に早くなってくる頃となりました。

「秋の日はつるべ落とし」と言うことわざがあるように、他の季節に比べて秋は急速に日が暮れます。井戸の釣瓶(つるべ)が落ちるように早く沈み、暮れてしまう秋の日暮れが早いことのたとえです。 秋になると、日没の時刻が早まるだけでなく、その後の薄明の時間も短くなり、日が沈んで間もなく真っ暗になります。

そこで有明荘周辺の様子を検証してみました。

▼午後5時10分 まだまだ十分明るい感じです

▼午後5時30分 建物内の明かりが少し目立ってきます

▼午後5時40分 薄暗さを感じ始めました

▼午後5時50分 急に暗くなった感じです

▼午後5時55分 たった5分で一段と暗くなりました

▼午後6時5分 あっという間に暗闇です。明かりなしで歩くのは困難です

「少し暗くなり始めたかな?」と思ってからたった20分ほどですっかり暗闇に包まれてしまいました。「秋の日はつるべ落とし」の言葉通り、急速に日が暮れました。

撮影したのは3日前の晴天の日でしたが、雨や曇りの日はもっと暗く感じます。

夏山の感覚で日帰り登山をされたり、出発時刻が遅かったりすると想定以上に暗くなり、また日没とともに気温も急激に下がって危険度が高くなります。秋の登山は日の入り時刻を意識した行動計画を立てる事が大切かと思います。

特に日帰り登山される方は、「日帰りだから」といって気を緩めず、しっかりとした計画と防寒着等の装備を整えて美しい秋山を楽しんでいただけたらと思います。

(猪股ひ)

 

※参考
燕山荘HP「燕山荘・赤沼健至登山マニュアル~燕岳日帰り登山をされる方へ」より抜粋

燕岳日帰り登山は、標高差1,300mの急斜面の登り下りになります。下りの第1ベンチ下で、かなり疲労されている方が見受けられます。あともう少しで登山口のところで、足腰の疲労による転倒により、捻挫、骨折、重傷等の事故が発生しております。日帰り登山をされる方は、十分な体力がいることをご承知おきください。日没後、暗くなってからようやく登山口に辿りつく方もいらっしゃいます。緊急時に備え、必ず懐中電灯、行動食、雨具等をお持ちください。

下りは体を止める筋肉を多く使いますので、足が痛くなり膝に負担がかかります。歩幅を短くして、ゆっくり、ゆっくり歩くことをお薦めします。走り下りたり、スピードを出して下山することは、控えましょう。

株式会社燕山荘 松本事務所

〒390-0874 長野県松本市大手2-3-10

0263-32-1535 0263-32-0898

pagetop.png