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有明荘

稜線歩きのスタートを有明荘から


10月5日(水) 午後19時現在の気温:10℃ 天気:雨

山登りをしていて、楽しい事嬉しい事がいっぱいあったということはたくさんあるのですが、その中でも私が「これが気持ちいいんだよな」というのが、稜線歩きです。白馬岳、八ヶ岳と素晴らしい稜線はたくさんありますね(私の地元の近くでいえば低山ですが箱根の金時山も稜線からの富士山、見事です)。そして、蝶ヶ岳から常念、大天井、燕岳へと続くパノラマ銀座コースも迫力のある素晴らしい稜線です。

燕岳は私が初めて北アルプスに登る人にお勧めしたり一緒に登ってきた山で、それは下山後に温泉があるからであり、やはり疲れきった体を生き返らせてくれる温泉に浸かってからだと、帰り道の疲れが全然違ってくるのです。

大体、東京から深夜バスに乗り早朝から登山、登頂、下山して温泉、帰路というパターンだったのですが、いつも残念だったのは、これだと2763Mの高峰に立てる喜びや槍ヶ岳を始めとした素晴らしい山なみは見てもらえるのですが、体力的、時間的に稜線歩きまでは体験してもらえないことでした。

こちらで働き始めて思ったのは、(当たり前なのですが)有明荘に前泊してから燕岳登られる方がとても多いことです。来る前は温泉を目的に来られる方や安曇野観光のお客さまも多いのかと思っていたのですが、今では97%のお客様が登山目的になっています。先日、私も有明荘スタートの燕岳登山(日帰り)をしたのですが、10時過ぎには燕山荘に着き、さていつものように頂上を目指そうかと思ったのですが、あまりにも見事な稜線の景色に今日は燕山荘前の道標を右ではなく左に進路を取る事にしました。

槍ヶ岳を正面に見ながらの稜線歩きを小1時間ほど楽しんでから振り返ると燕山荘と白砂の燕岳、この日はヘリも飛んでいたようで合戦尾根を滑るように昇り降りしていました。

登山道から少し外れた小高い岩の上に立つと眼下には安曇野の平野が眺め渡せました。有明荘の日帰り入浴は15:00退館なのですが、それにも間に合い体を癒すこともできました。

ぜひ、縦走は私にはちょっと、という方も有明荘スタートで稜線歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか?

また、私は今まで有明荘は下山泊でしか泊まったことがなかったのですが、下山泊もオススメですよ。ゴクゴクとビールも飲めて、何も考えずに布団にごろりとできますからね。

(ヤマネ)

 

 

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