日中は雪から雨へ。
さかきです。
今朝7時過ぎの大天荘のテント場辺りの様子です。
この時の気温は0℃以下、明け方から降り始めた雪が、一時は5cm程まで積もりました。
夕方5時過ぎの様子。朝方の雪は、日中みぞれから雨へと変わり、小屋周りの雪は概ね融けました。昼間の気温は3℃前後までしか上がらず、風は平均して10m/s程。
ただこれも、低気圧の微妙なコース取りでは、雨に変わらず雪のまま降り続けた可能性もあったわけで、いずれにしましてもこの時期の悪天候時は、いつ驚くような積雪量になるとも限りません。そういった場面に遭遇しても対処できる装備の準備と心構えが必要です。
また、降雪時よりもこういった雨の時のほうが雨具や靴は濡れやすく、そこへ冷たい風が当たり続けるので、今日に限っては体感的には思いの外底冷えする、縦走登山するには過酷な条件だったかと思われます。
低気圧等が日本の東へ抜ける今夜あたりは再び雨が雪に変わる予想です。
積雪量はさほど多くはならなさそうですが、寒気の流入で明日は再び氷点下の冷え込みとなり、登山道が凍結する恐れがあります。
縦走登山をご予定の方は、念のため6本歯程度相当の軽アイゼンの携行をお薦め致します。
また繰り返しのご案内になりますが、くれぐれもスニーカー等の軽装備での入山はお控え下さい。
標高3,000m級の稜線は、“初冬”であるというご理解で、防寒装備等の携行を含めた山行計画をお立て頂きますよう、重ねてお願い致します。