雲がきれい。
今朝は冷え込みました。玄関先の温度計は－2.1℃。しかも、昨日からの風がまだ残っていて、とても寒く感じました。ただ、朝やけはとてもきれいなものとなりました。また、反対方向の西の空を見れば、月がもう間もなく沈むところでピンク色に染まりだした雲の中からぼんやりと姿を見せてくれました。
日が昇る辺りには雲があったため、明るくなってから太陽が顔を出してくるには少し時間がかかりましたが、その光が雲にあたりだすととても美しい光景が見られました。風も強く、寒くて長くは外にいられませんでしたが本当に美しい朝となりました。
日中になり、風も収まってきて日差しの下ではぽかぽかと気持ちの良い一日となり、最高の登山日和となりました。１０月の連休が終わった後でしたがこの晴天に日程をずらされた方も多く、賑やかな一日となりました。数日前には雪も降り、季節がぐっと進みましたが、今日は少し季節が逆戻りしたような一日でした。
日の入り前の様子です。雲が面白い形をしていて、この後の夕焼けが期待できる感じになってきました。
沈む夕日は見られませんでしたが、その後、感動的な夕焼けとなりました。その頃になると気温は下がってきましたが、今のところ氷点下とはなってきていません。それにしてもきれいな夕焼けでした。
日が沈んでちょっとするとまだ真ん丸な月が東の空から昇ってきました。その月明かりが雲を照らし出してくれたため、こんな素敵な雲の姿を見ることが出来ました。槍ヶ岳からに東の空に向かって伸びるこの雲。こんな雲は今まで目にしたことはありませんでした。
今日は中期スタッフの４人が下山して行きました。３か月あまり、しかも一番忙しい時を一緒に過ごした仲間が下山して行くのは毎年のことではありますが、やはりとてもさみしいものです。ただ、みんなのこの笑顔が物語っているように３か月ちょっとと短い期間でしたが、とてもいい経験が出来たのではないでしょうか。山小屋での仕事は街での仕事とは違い、かなり特殊な面もあります。しかし、その分、得るものは多く、最後にいい思い出だけを持って下山して頂ければ、見送る側もうれしい限りです。お疲れ様でした。本当にありがとうございました。
河地
