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燕山荘

美しい霧氷。


冷え込みの厳しい朝を迎えました。玄関先の温度計は-5℃台を示していました。しかし、今朝はきれいに晴れ渡り、昨夜薄っすらと積もった雪と霧氷が素敵な光景を創り出してくれて、寒さが厳しくとも日の出前から多くのお客様が外に出られていました。

そして、日が昇ると山肌が太陽に照らされ、また違った美しさが見られました。この美しい光景に見とれている頃、雲海の下となっていた登山口付近では雨となっていたようでした。そして、富士見ベンチを越えると雲海の上に出たと今日登って来られた方がおっしゃっていました。不思議なものですね。

今朝のこの白さは昨夜の降雪と霧氷の両方から出来たものかと思われます。面白いことに標高の高い槍ヶ岳より、大天井岳の方が白くなっていました。

黄金色になったカラマツの木にも霧氷が付き、空の青とカラマツの紅葉の黄色と霧氷の白のコントラストがとてもきれいでした。また7,そのすぐそばにあったダケカンバの木にも霧氷が付き、きれいでした。そのダケカンバの木をよく見るとまだ数枚葉っぱが残っていて、葉っぱと霧氷の組み合わせが案外珍しいのかもと思ってしまいました。

さむい朝でしたが太陽の光が当たりだすと霧氷はみるみると溶けだしていきました。そして、屋根についていた霧氷が溶け、小屋の中にいるとまるで雨が降っているようにも感じました。

ガスに包まれていた合戦尾根もお昼前より姿を見せてくれました。そのガスが霧氷となって木々に付き、稜線の霧氷は落ちてしまい茶色い風景に変わっていたのですが、標高の低い合戦尾根の方が遅くまで霧氷が残っていてちょっと面白く感じました。

晴れたものの今日はとにかく気温の低い1日で玄関先の温度計もかろうじてプラスになった程度でした。そして、20時になると気温は下がってきて、-5℃台までになってきました。今夜も水道の水抜きです。

寒さは厳しくなりましたがそのおかげで今日はとても素晴らしい景色を楽しむことが出来ました。山の上の気温はもう街の真冬と同じ気温となっています。手袋やニット帽、防寒具、温かいお湯などをお忘れなく。そして、何より汗をかいてしまうと衣類が濡れ、体温が奪われてしまうので汗をかかないようにゆっくりと登ることも大切になってきます。一方、日の入時刻は17時頃となってきていますのでお昼を過ぎて登りだすことはお勧めできません。

河地

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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