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大天荘

改めて初冬。


さかきです。

 

   ▲日の出直後 大天井岳と槍ヶ岳

燕岳の登山口をまだ夜が明けないうちに出発、合戦小屋と燕山荘との中間地点辺りで朝陽を浴び煌々と山肌全体が燃える大天井岳を含めた峰々、じつに見事な美しさを湛えていました。

   ▲燕山荘から大天井岳と槍ヶ岳方面

なかなかの冷え込み、落葉した木々や枯草、岩などに着氷した霧氷をはじめ、地面の霜柱など、辺り一面が白く輝き、これまた見事な光景でした。

 

初冬を迎えた北アルプス、晴天下 稜線で朝を迎えるとこんなにも素晴らしい光景に出会えます。

 

【表銀座縦走路の登山道の様子 10/29現在】

   ▲大下りの頭から大天井岳方面

   ▲大天井岳手前から

   ▲切通岩付近 大天井岳方向

   ▲切通岩付近 燕岳方向

印象としては、思いのほか雪を踏みます。

燕山荘から大天荘までの縦走路は、雪を踏む所は行程の約半分程度、融けて地面が露出している箇所もあれば、数センチ程度に踏み固められて、表面ツルツルの所もあります。

使う使わないは個人の技量によりますが、6本歯もしくは同程度の軽アイゼンを携行していただくと心強いかと思われます。

但し、スニーカー等の軽装は禁物です。

 

大天荘からヒュッテ西岳を経由し東鎌尾根方面の登山道状況、詳細はわかりかねますが、恐らく厳冬期並みのフル装備の携行は必須です。加えて、このルート上の積雪期未経験者だけでの登山は困難を極めるかと思われますので、その点踏まえてご検討頂きますようお願い致します。

 

ちなみに、

   ▲大天荘と大天井岳

   ▲常念岳方面

大天荘周りは、陽当たりのいい所の積雪はだいぶ解消しましたが、むしろ人が歩く所は雪が圧雪されて、思いのほか雪の上を踏みます。

 

 

それにしても、日の入りがどんどん早くなってきました。

   ▲北鎌尾根に沈む夕陽

大天荘のテント場辺りですと、日の入りは17時よりも早まってきました。

日没とともに気温の低下も著しくなってくるわけですが、まだ陽のある15時頃を過ぎるあたりから、体感的にはかなり冷え込みを感じる様になります。

目的地への到着は、15時を回らないように計画を立てて頂くことを推奨します。

氷点下まで下がる冷え込みは、汗をかいた体を一気に冷えさせ、時として低体温になり兼ねませんので、要注意です。

 

 

   ▲中天井岳辺りから北の方角

今日は夕刻の雲海が見事でした。

 

明後日頃まで晴れ間が続きそうですが、朝晩はこの時期らしい冷え込みとなりそうです・・・。

 

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