11月3日は晴れの特異日。
11月3日は晴れの特異日となっています。今日はそのような天候の一日となりました。ただ、ここ数年の天気を振り返るとそれほど晴れが多かったとは思えません。温暖化により晴れの特異日も少しづつずれてきているのではないのでしょうか。
日が昇るとだいぶ白くなった槍ヶ岳が太陽の色にほんのりと染まりました。
飛び連休だったため、それほどの賑わいとはなりませんでしたが、晴れの祝日とあって人通りは多くなりました。また、今日で営業を終える大天荘に泊まられるお客様が朝のうちは多くいらっしゃいました。
ただ今日は晴れてはいたものの稜線上はやや強い風が吹いていて、気温以上に寒く感じました。その風が作り出したのでしょう。面白い雲や美しい雲が見られました。また、太陽の周りには暈も現れていました。
西の方向を見れば雪で白くなった山々が見えるのですが、反対の東の方向を見れば、紅葉する山肌が見え、季節の進み具合を実感させられます。
風は強く吹いていましたが、美しい日の入りが見られました。
この後、気圧配置が冬型になっていき、寒気が入ってきて厳しい寒さが戻ってきそうです。また、夜から朝にかけては風も非常に強まる予報も出ています。11月3日になると営業を終える山小屋が多くなり、縦走が難しいものとなってきます。11月3日というのは北アルプスの山においては各山小屋が営業を終えることもありますが、本格的な冬の到来と言っていいのかもしれません。燕山荘は11月26日まで営業しています。
河地