日中は小雪が舞いましたが。
今日の街の天気予報はそれほど悪くはないのですが、山の上の予報はいいものではありませんでした。これからの季節、街の天気予報は良くても山の上は天気が悪いということが多くなります。今朝のご来光はぼんやりと霞んで春のようなものでしたが、西寄りの風が強く、また氷点下とあって、肌寒い朝となりました。
ご来光こそ見られましたが、その後は灰色の雲に覆われ、小雪の舞う一日となりました。また、日差しがなかったため、気温以上に寒く感じる一日となりました。
こうして天気が悪いと冬支度を急がねばという気分にもなります。今日はサポート類を小屋の中に運び込んだり、ターンバックルを付けたりしました。営業しながら冬支度を行っているのでご迷惑をおかけしますが、ご理解の程お願いします。
このところヘリポート下のナナカマドの木にはライチョウの姿を連日のように見かけます。エサとなるナナカマドがあるからでしょう。日中は木の枝の下でじっとしているのですが、朝晩になると木の枝に登ってエサをついばんでいました。ライチョウの体の割にはナナカマドの枝は細く、たわむ枝の上でうまくバランスを取りながら、エサをついばんでいました。
ライチョウがいなくなると同じ枝にウソが飛んできて、ナナカマドの実をついばんでいました。このナナカマドの木はライチョウとウソにとっては貴重なエサとなっているようです。
日の入り頃になると、天気は回復してきました。日中のガスによるものだと思いますが、霧氷の付く木々も見られました。ただ、ちょっと離れたところの木々には霧氷が付いていなく、ちょっと面白い光景でした。
今日は皆既月食。それに合わせたかのように月が昇りだすときれいに晴れてきました。そして、18時過ぎより月が欠け始め、19時過ぎ皆既月食が始まり、赤くなった月がきれいに見えています。
美しい月夜ですが、冷え込みは厳しく、玄関先の温度計は-7℃となっていました。この皆既月食を長く楽しむためには小屋の中からがいいですね。
皆既月食が始まると少し暗くなりました。これは月が欠け始める前の写真です。満月の夜は昼間のような写真を撮ることが出来ます。
河地