積もりました。
今シーズン一番の積雪量となりました。燕山荘の東側でも25㎝くらいは積もりました。気温が低かったこともあり、ふかふかのさらさら雪でした。山荘直下の夏道はまだ歩ける状態となっています。
今日は強い寒気が入ってきているため、とにかく寒い一日となりました。日中でも恐らくマイナス7℃くらいではなかったのではないでしょうか。寒気が強いためすっきりと晴れ渡ることはありませんでしたが、時折、展望が広がり、燕岳は昨日とは全く違う冬の装いとなっていることが見られました。
今回はここまでの積雪で済みましたが、日曜あたりから次の降雪が予想されます。週末は多くのお客様で賑わいそうなので作業できる時間を逆算するとぼちぼち雨戸を入れていかなければと思い、厳しい寒さの中、作業を進めました。
一方、小屋の中では女性スタッフが看板作りを進めてくれました。厳しい風雪にさらされる看板は、彫刻刀で字を掘ることでそこにペンキを流し込んで作っていきます。そこまでやっておかないと1シーズンで塗装は風雪によって取れてしまいます。
夜になってようやく展望は広がり出してきました。寒さが厳しいと(19時現在、玄関先の温度計は-9.7℃)街の灯りが暖かく感じます。また、暗闇の中灯る燕山荘の明かりもとても温かく感じました。燕岳の上には北斗七星も輝いていました。
今日現在の雪の状況だとチェーンアイゼンでもなんとかなるかと思いますが、この先多くの方々が雪の上を歩かれるとツルツルになってくるので、もしかしたら10本歯程度のアイゼンが欲しくなってくるかもしれません。ちなみに大天井方面を目指されるなら、12本アイゼンとピッケルが必要かと思われます。稜線は完全なる冬山となっています。
河地