-20℃の厳しい寒さ。
クリスマス寒波の到来です。今朝玄関先の温度計は-20℃を示していました。ここ最近の冬は-20℃まで下がることが少なくなってきたので余計に寒さが厳しく感じました。
明日からの営業開始に向け、厳しい冷え込みでしたが富士見ベンチまで赤旗立てとトレース付けに出かけました。気温は低かったのですが、風が思ったほど強くなかったのでなんとか行動できる天候でした。
だいたい20歩に1本の間隔で赤旗を立ててあります。登りの時なら左手側になります。雪煙が舞い、視界がなくともこれを目印に登ってくれば悪天時でもなんとかなることでしょう。
合戦沢の頭
合戦小屋に向けて
合戦小屋
今回の降雪で全体的に積雪量は10センチくらい、場所によってはそれ以上増えたようでした。ただ、風が強かったために雪が飛ばされてしまい、思った程積雪量は増えていませんでした。
合戦小屋にはこのような看板が立ててあります。まさに今日のような天候の日はここより上部は非常に厳しい天候になります。人それぞれ体力や技量がことなるので一概にはいえませんがこの合戦小屋が登るか下るかの大事な判断のポイントとなります。また、今日のような日にこれより上部で寒いからと言って服を着ようと思ってもそれが困難なことになるので、ここで今一度装備を整えることも大切となります。
合戦小屋の少し下で一瞬だけ太陽の光を見ることが出来ました。今日は登山口辺りでも少し降雪となったようでした。
風の強かった森林限界と比べ、樹林帯に入ると風が弱くなるため合戦小屋より下ではそれより上に比べて積雪が増えていました。そのおかげで合戦小屋から富士見ベンチ間はほぼ冬道つたいにルートを変える事ができました。
今日のような気温が非常に低い日は行動すると思った以上にエネルギーを消耗します。身体が熱を作るためにカロリーを消費してしまうためでしょう。こまめにカロリーの高い食べ物を口にすることが大切になります。天気が悪いとザックを下ろして食べ物を取り出すことも大変なのでポケットの中に食べ物を入れておいて歩きながら食べたりすることも一つの方法かと思います。気温が低い日はとにかく食べ物によってエネルギー補給を心掛けてください。動けなくなってしまう場合が出てきます。
燕山荘の玄関までは最後小屋の西側を歩くことになりますが、この100mはとにかく風が強いので歩くのが困難な場合も出てきます。そんな時はこちらの入り口から入ることが出来ますので、こちらをご利用ください。ただ、受付はいつもとおなじところですの館内を通ってフロントまでお越しください。
河地