晴れそうで晴れない。
冬型の気圧配置が続きます。こうなるとなかなか晴れません。しかし、幾分今日は風も弱まり、昨日は風の強い西側を避け、ほとんどの方が裏口から入って来られましたが、今朝は西側の風が少し弱まったので、皆さん玄関前から出発されました。また、木々には霧氷がびっしりと付き、その霧氷に見送られながら下山されて行きました。
クリスマスも終わり、この先2,3日は静かな日々が続きそうです。しかし、この水作りだけは欠かすことが出来ません。連日のようにスタッフ総出で雪を取り、それを溶かして水を作っていきます。ここ数日、雪が降り、積雪量は増えて、少しホッとしています。雪が少ないと水を作ることが出来ないからです。
午後になってくると雲の薄いところから太陽の光が指すようになってきました。ぼんやりとでしたが久しぶりに見る太陽の光には嬉しくなりました。展望が広がらないので、下の様子はよくわからないのですが登山口となる安曇野でも10センチくらいの積雪となったようです。このクリスマス寒波はかなり強烈なものだったようです。
そして、上空は晴れているようで雲が切れて一瞬だけ青い空を見ることが出来ました。岩にもびっしりと氷が付き、冬らしい美しい光景が見られました。
クリスマスが終わり、小屋内の飾りつけも年越しの物へと替えました。山の上にいると年の瀬の忙しさはあまり感じないのですが、こうした飾りつけから年の瀬を感じられるようになります。
今日は乾燥室で見かけた「これはいいな!」と思ったものです。冬山装備は皆様似たものが多く、取違もよく起こります。装備一つ一つにしっかりと解りやすく大きく名前を書いておくことも大切ですが、こうした工夫もいいものだと思いました。冬山登山においては装備の自己管理も安全登山へとつながるものだと思います。
河地