風雪の後は。
朝起きた時は霧のようなものに包まれ、雪は止んでいましたが真っ白で視界はありませんでした。しかし、日の出時刻を少し過ぎた頃から、なんとなく東の空が赤くなり出し、ぼんやりと太陽の姿が見え始めてきました。そして、その後ゆっくりと天気は晴れへと向かっていきました。
そして、ゆっくりと太陽の光は強くなっていきました。ガスを通しての太陽の光は幻想的で、とてもうつくしいものでした。
更にガスが取れるとびっしりと霧氷の付いた美しい山肌が見えだしてきました。ここまで霧氷が付く風景はあまり見られないような気がします。本当にきれいでした。
天気はどんどんと良くなっていき、昨日は風雪で山頂へ行けなかったお客様も続々と山頂へ向かわれていました。第２回目の燕山荘ツアーの皆様は冬の燕岳に登頂することが出来ました。とても嬉しそうな顔をして、皆様戻って来られました。
天気が回復してきた頃、槍ヶ岳も望むことが出来ました。こちらの方面もさらに積雪が増えたようで美しくなっていました。
燕岳
今日は冬山としては素晴らしい登山日和となりました。また、トレースもしっかりと出来てきたので、１２時前後にほとんどのお客様は到着されました。冬山というのは天候や雪面状況により歩く速度が大きく変わるものだと改めて実感しました。この歩きやすい状況は明日も続きそうです。明日はいよいよ大みそか天候が悪いことが多いのですが、今年はどうやら穏やかな天候でいきそうです。きっと賑やかになることでしょう。ただ、下山時には天候が悪くなるような予報も出ていますので、しっかりとした装備でお越しください。また、明日は大みそかという事で賑やかになりそうですが、コロナ禍はまだ収まっていないので、１年の最後にであり、盛り上がりたいところですが、マスクなしでの大きな声での会話はお控えくださいますようご協力をお願いします。
河地
