澄んだ空気。
昨日の雨は上がり、今朝は空気の澄んだ晴れとなりました。夜は少し雪が降ったのかまたは霧氷によるものかはっきりわかりませんが、黒々とした燕岳の山肌は白くなっていました。
天気が悪かった後には素晴らしい景色が広がります。氷点下まで下がった今朝は冬のようにびっしりと霧氷が付きました。
春は霞んだ空気に覆われることが多いのですが、今日は空気が澄み、富士山も一日中くっきりと見えていました。その分日差しは強く感じたのですが、気温の上がり方は鈍かったです。
連日、除雪作業を進めて、小屋も雪の中からだいぶ出てきました。明日あたりからお客様の流れが多くなってくるのでゴールデンウイークが終わるまではしばらくストップします。ゴリラ岩と雪のブロック、今しか見られない光景です。
午後の光を浴びる縦走路と槍ヶ岳方面
昨日の降雪で白さを増したようです。今日あたりから北アルプス南部の山小屋は営業を始めるところも多くなってきました。常念方面へ縦走される方も出てくるかと思いますが、夏に比べるとぐっとレベルの高いものとなりますし、時間も多くかかると思いますので、無理だけはなさらないでください。
澄んだ空気に包まれ、気持ちの良い一日となりました。そんな一日はこんな美しい夕日で終りました。これから山はだんだんと賑やかになっていきそうです。
河地