雨上がり、雪はぐっと減って。
昨夜から今朝にかけて強い風を伴った雨となりました。雨量もそこそこあったようで玄関前の雪はだいぶ少なくなってきました。皆さんが下山される頃はまだ雨は止まず、カッパを着ての雨の中の下山となりました。
お昼前に雨は上がり、展望は広がってきました。今回の雨でかなり雪解けは進み、白い部分がさらに少なくなりました。今回の雨で4トン近くの雨水を集めることが出来良かった点もありましたが、ただでさえ少ない雪がより少なくなってしまったのは、少々さみしい感じもしました。
雪がなくなって氷が出てきて、玄関前がツルツルになってしまったので、氷割作業。固くてなかなか大変でした。
午後になって雨は上がったので、ハイマツや笹が出てきて歩きにくくなった登山道の雪切へと出かけました。合戦の頭までは、雪は減っていましたが、まだ今の赤旗通りに歩けました。
しかし、合戦の頭と合戦小屋の間は笹やダケカンバが雪の中から出てきてしまったので、夏道つたいへとルートを変えました。この作業をするのはいつもならゴールデンウイーク明けなのに早くもこの作業が必要になるのは少々驚きです。
合戦の頭から少し上
雪は減りましたが、まだまだピッケル、アイゼンが必要です。アイゼンは前爪があったほうがより安全かと思います。
天気は回復しましたが、気温は低く、強い西風が吹いています。気温は夕方で氷点下、寒かったですが美しい夕日を見ることが出来ました。
小屋の近くでオスのライチョウを一羽見かけました。雪に着いた足跡はよく見かけたのですが、今日ようやく姿を見ることが出来ました。メスもどこかにいるといいのですが、今年もかわいいライチョウのヒナを見ることが出来るのでしょうか。
明日は天気予報を見ていると寒気による発雷の可能性があると出ています。山で雷に合うと逃げ場がなく、本当に怖いものです。自分自身も光った瞬間に雷鳴がとどろく中、登山道にいてハイマツの中に隠れてやり過ごしたことを思い出します。その時の恐怖は今でも忘れられません。急に冷たい風が吹き出した時は注意が必要です。明日は携帯等で雨雲レーダー見るなど、雷を気にしながら登山されるとよいかと思います。
河地