もう一つの山
5月22日(月)午後16時現在の気温:12℃ 天気:小雨
5月も中旬を過ぎ、燕岳だけでなく有明山に登るお客様の立ち寄りも最近増えてまいりました。雪解けが早い今年は、山頂付近に溶け残りがあるものの、裏参道の方はおおむね雪はないようです。
本日は有明荘スタッフ含む4名で裏参道の笹刈りおよび登山道整備でした。実際の作業の様子歩行の妨げになる笹を刈っていきます登山道が完全に見えるようになりました
ところで、『有明荘』の名前の由来でもある有明山、皆さんはご存知でしたか?有明山の歴史自体は意外と古く、享保6年(1721)年に宥快という修験者によって開山され、「信濃富士」「有明富士」と呼ばれ親しまれてきました。有明荘側から登ると4時間ほどで標高2,268mの頂上(北岳)に到達しますが、そこから10分弱歩くと、奥社がある中岳へ行くことができます。奥社には手力男命(たぢからおのみこと)と天細女命(あめのうずめのみこと)の二柱の神様が祭られており、修験の山として開かれたことを考えると、急峻な岩場や鎖場の連続も納得します。
山頂の鳥居(写真は昨年同時期のもの)
登山道は表参道と裏参道の二つあり、裏参道はこちら有明荘の第三駐車場に登山口があります。
登山届もお忘れなく
有明山は、体力度も危険度も中級以上の登山者向けの山です。軍手や登山靴などのしっかりした登山装備でお越しください。
(平木)