ライチョウ観察日和。
雲の多い朝でご来光はなかったのですが、その少し後にはこんな美しい光景が見られました。天使の梯子です。そして、その光が水田をキラキラと光らせ、とてもきれいでした。
その後、天気は少しづつ良くなってきて青空も見られました。外にいても寒くない気温で外でゆっくりされる方が多くいらっしゃいました。
ただ、その後も雲多い天気には変わりありませんでしたが、稜線の西側は比較的展望も開けていて、登って来られた方々から感動の声がたくさん聞こえてきました。
今日は朝から、燕山荘を中心として2羽のオスの縄張り争いが1日中行われていました。
ライチョウがどこにいるかを見つかる簡単な方法は、人の動きを見ることです。みんなが同じ方向を向いていればそこにライチョウがいます。今日は1日中この光景が繰り広げられ、皆さん大変喜んでいらっしゃいました。こんな日はそうそうあるものではありません。
この2羽のオスの争いを見ていたのは人だけではなかったようです。このイワヒバリがのぞいている下には・・・
追いかけっこをしているライチョウの姿がありました。ちょっと面白い光景でした。
この争いは夕方まで続きました。決着はついたのでしょうか。勝った方がこうして見通しのきく場所に立ち、これから先自分の縄張りを守っていきます。
テント場は今日はたいへん賑わいましたが、この2羽のライチョウは人のことなどお構いなく、このテントとテントの間で追いかけっこをしていました。こんなに間近でライチョウの姿を見ることが出来て、皆さんとても喜んでいらっしゃいました。
終日雲が多かったのですが、日が沈む直前、ぼんやりと太陽の姿を見ることが出来ました。明日以降の天気予報を見ているとしばらく太陽ともお別れとなりそうな感じです。季節の進みの早い今年は梅雨入りまでも早くなってしまうのでしょうか。だからライチョウたちも活発に縄張り争いをしていたのでしょうか。
河地