どんどん春めいてきています。
東海地方まで梅雨入りして、いよいよ信州もかという状況になってきましたが、今日は雨が上がり晴れとなりました。第１ベンチ下のカラマツの緑はさらに濃くなり、第１ベンチ付近のダケカンバは新芽が開いてきて、緑色がとても目に優しく、気持ちのいい季節となってきました。
先週にくらべ、見かける花の数もぐっと増えてきました。マイヅルソウも見られるようになってきました。
気持ちの良い新緑の中を歩いていて、ふと足元に目をやるとギンリョウソウが土の中から顔を出してきているのを見つけました。
そして、第２ベンチを少し過ぎ、ふと上を見上げるとピンクの美しいシャクナゲが咲いていました。ガスに包まれた中、このピンクの花は一際美しく見えました。
底から少し過ぎたところでイチヨウランを見つけました。この花は合戦尾根では数カ所でしか見られないので、とてもうれしく思いました。ただ、何時もなら６月中旬位になって咲いているとはちょっと驚きでした。
1週間前には見られなかった花が次々と咲き出していて、なかなか歩みは進みませんでしたが次から次へと発見があり、とても楽しく歩くことが出来ました。そして、富士見ベンチの手前では春を告げるタカネザクラが咲き始めていました。
合戦小屋ではナナカマドの新芽が開き始めていました。
合戦小屋ではケーブルによる荷揚げ作業が進められています。
合戦小屋と合戦の頭の雪はほとんどなくなっています。そして、新芽がどんどん開き始めています。
合戦沢の頭
雪の上を歩くのはこの辺りからとなります。この辺りも雪解けが早く、数日前、雪切をしたばかりですが、早くも歩きにくいところが出てきました。また、雪切をしなければならなくなりました。そして、この辺りでもナナカマドの芽吹きが始まってきました。
草が伸びだしてきたのでしょうか、茶色がかっていた山肌が緑っぽく変わってきました。
昨日の雨で雪解けが進んだので山荘直下の夏道の姿が分かるようになってきました。例年であればこの夏道の開通は７月の上旬ですが、今年は早いかもしれません。
雲は多かったものの、日中は晴れて気持ちの良い一日となりました。
そろそろ水のポンプアップが出来るのではないかと水を貯めるタンクの掃除を行い、水源地へ行き、パイプをつなぎ、水上げを試みました。しかし、雪は少ないとはいえ、配管が雪に埋まっている部分がまだまだ多く水のポンプアップは出来ませんでした。もう少し、雪が少なくなってから再チャレンジです。
夕方、雲が多くなってしまいましたが、いわし雲がとてもきれいでした。台風２号が過ぎ去るまでは天気はなかなか安定しないようですが、今日のように穏やかで静かな天気になる場合もあります。
河地
