意外と雨は降りませんでした。
朝は雨が降っていましたが、次第に止み間が長くなってきて、すっきりとは晴れませんでしたが展望も広がる時間もありました。
そんな晴れ間を利用して、第二別館へ布団移動をしたり、明日予定のヘリコプターで下ろす荷物をまとめたりしました。いつ降りだすかと心配しながらの作業でしたが、すべて無事に終わることが出来ました。雨が降っていないときにしかできない作業はたくさんあるものです。
このところ雨の日が多くなってきたので、水道切りに出かけました。ちょっと前に掘ったのですが、気が付けば結構馬ているところが多くありました。登山道を守るうえで水道切りは地味ですがとても大切なものです。雨水が流れると登山道が深くえぐられてしまうので、欠かせない作業です。
ここ連日の雨で登山道上の雪はほぼなくなっています。今はまだ6月12日、こんなに雪が少ないと季節感が狂ってしまいます。
合戦沢の頭より下辺りではダケカンバの新芽が開き始めていました。これが進むと合戦尾根の山肌の色も緑色へと変わっていきます。
上の方ではまだダケカンバの新芽は広がってきていませんが、草の芽がずいぶんと出てきて山肌の色が緑色へと変わっていました。数日たっただけで山の様子は今の時期どんどんと変わっていきます。なんだか早くも夏の足跡が聞こえだしてきたような気がしました。
雪解けは早く進んでいますが、燕山荘直下はまだ冬ルートとなっています。最後のテント場にはまだまだ雪は残っていますし、まだ道がしっかりと落ち着いていないところもあるため、一見通れそうですがまだ冬道をご利用いただいています。
河地