イワウメの花が咲き出す頃。
今年の6月は梅雨らしい日が多いような気がします。今日も雨が降ったり止んだりの一日。雨が降り出すと視界は良くなり、」雨が止むとガスが湧いてくる、の繰り返しでした。その中で広がる景色は、芽吹き出した植物の新緑がとても色鮮やかでした。雨のひの方がこの色は際立ちます。雨で少し暗い気分になりがちですが、この新緑の美しさがいいですね。雨の日の楽しみです。
ようやく、水のポンプアップ出来るようになりました。燕山荘は約340m下の湧水をポンプアップしています。今年は雪解けが早かったので水揚げも早く出来るだろうと思っていたところ、ポンプが不調でそれを一旦下へ下ろして修理をして、また担ぎ上げてを行っていたため、少し遅くなってしまいました。おいしい水をポンプアップ出来るようになりました。数日すればお泊りのお客様には水を無料でお分けできることかと思いますが、1日でポンプアップ出来る水の量は限られているため、水が貴重であることには変わりありません。稜線の山小屋なので水はとても貴重なものになっていますので、引き続き節水にはご協力をお願いします。今年は水揚げが出来るまで結構時間がかかてしまったので、この水が上がった瞬間は本当にうれしいものでした。
毎年書いているかもしれませんが、この水揚げが出来るようになった時には、水源地へ行く途中に必ず「イワウメ」が咲き出しています。そして、今日もこの「イワウメ」が咲いていました。水が揚がる=「イワウメ」はもしかしたら燕山荘の法則なのかもしれません。
イワウメが咲いている近くではイワヒゲが咲いていました。
雨が降ったり止んだりの1日でした。こうなるとヘリコプターの荷上げも出来ません。山小屋の仕事は天候に左右されます。ヘリコプターがダメなら、人力で荷物を上げざるを得ません。こうなると改めてヘリコプターの有難みを感じます。
河地