やきもきした一日。
さかきです。
今日は2週間に一度のヘリコプターによる空輸予定日でした。
午前中は時折霧雨が落ちる愚図ついた天候だったため、今日の荷揚げは難しいだろうなぁと。
それが一転、昼頃からにわかに天候が回復、有明山から麓の街並みが見通せてきたため、急遽受け入れ準備を開始。
通常の空輸の工程では、揚げる荷物あれば、小屋で不要になった・・・つまりは可燃ごみや空になったガスボンベなどの、下す荷物もありで、その下げる荷物の用意も整えます。
何度かご説明していますが、原則的にヘリコプターは有視界飛行。操縦士の目視で飛べるかどうかが判断され、加えて風向風速もその要素に含まれます。無理な飛行は、安全に関わるため、操縦士判断は絶対です。
今か今かと待ちわびていましたが、結局夕方近くになり、
・・・。
今日はあえなく断念。これでは致し方ありません。
準備した荷物には、再び雨風凌ぐためのブルーシートがかけられ、明日以降に順延となりました。
山岳地帯に建つ、殊、北アルプス界隈の山小屋に荷物が届くためには、今の時代ヘリコプターは必須。それだけに天候の影響に大きく左右されることが多く、順延続きとなると、時には歩荷が必要になることも間々あります。
実は、昨日そんなことも少し見越して、取り急ぎ必要だった物資や、仮に順延続きになった場合、傷みやすい食材などを、あらかじめ歩荷した経緯がありました。
ここ数年は、梅雨が明けた以降の夏本番でも、天候不順となる傾向が強いため、予定通りの空輸が叶わないことが度々。天候相手故、これまた致し方ありません。今後はこういった歩荷の機会も増えてくるのでしょうか。
夕方、ぽつんと靡く吹き流しが妙に印象的でした・・・