風に翻弄され・・・
さかきです。
昨日発表された天気予報とは裏腹、思いのほか朝から青空が所々覗く空模様となった今日。
ただ、風は終日収まることはありませんでした。
午前中の東の空、確かにレンズ状の雲が辺りを占拠。
しかしながら、こういう時の雲と太陽の輝きのコントラストとでも言いましょうか、とても空が崇高に見えるこの瞬間、私はとても大好きです。
風だけが強いのみで、雨が落ちてこないのを見越し、今日は水源地の発電機のメンテナンスがてらポンプアップを、と予定しておりました。
山小屋の仕事はその時々の空模様を見て段取りを組み替えることが度々起こるもので・・・
元々明日の予定だったヘリコプターの空輸作業が前倒しになるとのことで、急遽水源地行きを取りやめ、荷揚げの受け入れ準備を整えることに。
準備万端。
視界は良好、しかしながら収まることのない強風ゆえ、首を長くして待っていたヘリコプターは、結局のところ、谷間の乱気流が収まらないため、大天荘の荷揚げは明日以降に順延ということになったわけで。
今に始まったことではありませんが、飛びそうで飛ばなかった時の心持は・・・なんとも複雑なんですね。
ちなみに、お隣燕山荘は、なんとかフライト叶ったようで、合戦小屋と往復するその姿をうらやましく眺めていました。
丸く囲った中に、見えますか?
しかし冷静になれば、同じ燕山荘グループとして、一つでも多くの小屋が荷揚げできたことは、喜ばしいことです。
明日は、なんとかこちらも飛べる天候であって欲しいと、願わずにはいられません!
しかしそうか、水場に行く予定だったことをすっかり忘れていた・・・玄関わきに置きっ放しになっていた水源地へ持っていく道具を詰めこんだザックを見て、ふと我に返った夕方だったのでした・・・