“早出”は三文の徳。
さかきです。
今朝は所用にて燕山荘までの往復。
5時くらいに大天荘を出発して表銀座縦走路を歩いたわけですが・・・登山ルールでよく耳にする「早出早着」は、安全登山の観点から発生した文言なのでしょうが、晴れた朝一の稜線歩きほど気持ちいいことはありません。“早出”は三文の徳と言ったところでしょうか。
▲大下りの頭から大天井岳
▲同じく劒・立山連峰から裏銀座主稜線
▲同じく主峰槍ヶ岳から双六・三俣蓮華方面
特に今日は、同じ山並みでも、普段と違う場所から眺め観たため、なんとなく新鮮でいいものでした。
さて、日の出から30分も経ってない稜線です、鳥たちの朝活とでもいいましょうか、特にこの子たちはたいへん賑やかでした。
「おや、オレたち今シーズン初のブログ登場だな!相変わらずパッとしない風貌だが、元気だったか?」
はい、おかげさまで・・・とはホシガラス達です。
「たまには格好よく撮ってくれよな。」
ええ、わかっております。
「わ!ビックリした!朝ごはん中、急にシャッター切るのやめてくれない!」
申し訳ありませんでした、なんて。
一方で、雷鳥家族もあちこちで見かけました。
まだまだ産毛に覆われた子供たち。あどけない表情が何ともいいですね。
そんな道中、朝露を抱えた花々に、ついつい歩を止めては、目を奪われてしまいます。
▲コマクサ
▲ウサギギク
▲ゴゼンタチバナ
▲ハクサンフウロウ
▲グンナイフウロウ
▲ツマトリソウ
▲チングルマの綿毛
特にコマクサは、西側斜面で咲き乱れています。盛りです。
空気感が瑞々しい、なんて言い方はしないのでしょうけれども、目にするもの、鼻で香るもの、耳にするもの、全てが活き活きしていた今朝の縦走路、そこを歩けた今日は、気分爽快です。
山での“早出”早着、ぜひ推奨します。