ヘリの荷上げ。
今日は朝から気持ちのいい青い空が広がりました。風も弱く、ヘリコプターによる物資輸送には適した朝となりました。物資が届かなければ、何も出来なくなってしまいます。このヘリコプターによる荷上げというのは山小屋の生命線です。日中になるとガスが湧きやすいので、早い時間からこの作業が行なわれます。今の時期は暑いので早い時間の方が有難いです。それでも大量の荷物を運べば汗びっしょりになります。街の太陽に近い気温と比べればずいぶんと涼しいのですが。
朝の青空はとても美しく、この晴天がずっと続くものと期待したのですが、荷揚げ作業が終わる９時頃には早くも雲やガスが湧き上がってきてしまい、ギリギリセーフといったところでした。
今日は東京の成城学園の中学校の生徒さんと大町岳陽高校の学校登山がありました。元気な声があちこちから聞こえ、活気ついていました。
今日もグループで来られる方が多かったです。日中雲がやや多くなりましたが、展望も広がり夏の燕岳を皆さん楽しめたことでしょう。
夏になると安曇野側はガスが湧きやすく、その街並みが見られないのですが、今日は意外とよく見えていました。水田の多い安曇野は緑一色となっていました。
夕方になっても雲は残念ながら取れませんでした。そんな夕方でしたが天使の梯子が見られたり、北部の鹿島槍がきれいだったり、今日ならではの美しさを見ることが出来ました。今日は朝早くからヘリコプターの荷上げもあり、なかなかハードな１日でいつも以上に時間が早く流れたような気がしました。物資も潤沢に揃い、明日からも頑張っていきたいと思います。
河地
