南東の風。
立秋を過ぎ、季節は半歩進んだようです。最後に咲き出す花のトウヤクリンドウもちらほらと咲き出してきて、またヘリポート下のナナカマドも少し赤みを帯びてきました。改めて、山の夏の短さを実感しました。
今日も昨日と同じような風向きでした。そのためか同じような時刻に白い虹とブロッケンが現れました。風向きが普段とは違ったときにはこうした面白い現象もみられるものです。台風が近づくと被害が心配になりますが、普段見られない自然現象もみられることがあります。
今日の風向きは南東でした。昨日がヘリコプターの荷上げ予定日だったのですが、ガスが湧き上がり、順延となっていたため、吹き流しを立てたままになっています。その吹き流しの方向からも風向きがよくわかりました。ここはいつも西寄りの風が吹くところですが、台風や低気圧の位置によって、東寄りの風となることがあります。そろそろお盆休みも近づいてきたとあって、山は賑わいを見せています。
午後になって、ようやくガスが切れ、久しぶりに安曇野の街を見ることが出来ました。今年の夏は日中にガスが湧きやすく、夜から朝にかけてだけ展望が広がる日が多くなっています。
今日の日中は東寄りの風がやや強くひんやりとした1日でした。また、夕方になれば玄関先の温度計は10℃にまで下がってきました。行動中は動いているのっで暑いかもしれませんが、行動をやめると体が冷えてくる気温となってきました。登山において体を冷やすことはそれがきっかけで体調を悪くされる方も多くいらっしゃいます。特にお子様は注意が必要です。行動を終えたら1枚服を羽織るなど、体を冷やさないようにすると良いでしょう。
河地