賑わいは戻ってきて。
朝起きた時はガスで真っ白でしたが、日の出頃よりそのガスは動き出し急に視界が広がり出してきました。そして西から東へと流れるガスが素敵な光景を作り出してくれました。
日が昇る頃（５時過ぎ）にはすっかりと晴れて久々の美しい御来光を見ることが出来ました。今日からの天気の回復を期待して、昨日は雨ながらも登って来られた方は多く、その期待に答えるような朝となりました。
日が昇り天気はさらに良くなっていくと思いきや、突然西からガスがまた流れ込んできました。そのガスに日があたり真っ赤に染まり、とてもきれいでした。日が少し昇ると今度はガスが黄色く染まり、違った色を見せてくれました。また、山肌の草木には水滴がついて所々光ってきれいでした。
今朝はとにかく天気はめまぐるしく変わりました。そのすべての一瞬一瞬が美しいものでした。燕岳の前にはガスが入り、頭だけが見えているというちょっと面白い光景でした。こんな光景はなかなか見ることは出来ません。
今朝はテント場でヘリコプターによる物資輸送が行なわれました。トイレのカートリッジの上げや工事資材の下げが行なわれました。この作業を行うため、テント泊の方には６時半に撤収をして頂きました。御協力ありがとうございました。今シーズンはまだテント場トイレの残りの工事もありますし、カートリッジの上げ下げもありますのでその際には皆様のご協力が必要となります。
台風が近づいた一昨日昨日と人の流れは少なくなりましたが、今日は再び賑わいが戻ってきました。お盆休みは過ぎましたが、縦走される方も多く、まだまだ夏山シーズンは続いています。
この数日でナナカマドの実の色は赤へとどんどん変わってきています。午後になると夏らしく、雷雨とはなりませんでしたが、にわか雨がありました。明日も午後はにわか雨や、雷雨の可能性が高くなっています。早出早着がいいかもしれません。この早出早着が雷だけに対して言われることだけではないと思います。例えば行動中にケガをしたり、体調不良になった場合、早くから行動を始めていれば暗くなる前に下山することが出来ます。暗くなってからの行動はリスクが高まります。早く出発し、ゆとりをもって行動することは雷以上に大切なことだと思います。
河地
