燕・歳時記 Special

燕山荘通信

【燕山荘スノーシューツアー】栂池自然園・白馬三山大パノラマスノーシューツアー第2回催行


▲神の田圃にて

2月15日~16日の1泊2日にて、栂池ツアーを催行致しました。先週まで日本列島を包み込んだ大寒波はやや落ち着き、タイミング良くこの二日間は見事に晴れ間が広がりました。12月~2月にかけての北アルプス北部は、本来、冬型の気圧配置の日が多いため、極めて低い晴天率とされる中、2月とは思えない暖かな陽気に恵まれ、絶好のスノーシュー日和。おまけにたっぷりの雪の量である今冬、参加されたお客様、スタッフ共々、十分に冬の栂池を満喫しました。

「燕山荘年末年始営業中の燕岳登頂ツアーに参加しましたが、その時のガイドさんにとても感銘を受け、今回も参加しました。春山登山教室にも参加予定です。」
「初めてですが、常連のお客様の口コミから参加しました。」

 

<1日目>

▲初日はここのところ恒例、宿近くに位置する「浅間山」での足慣らし。
眺望効く所が随所にあり、そこからは白馬三山が一通り見渡せ、足慣らしにはちょうどいい場所です。とにかく澄んだ青空が気持ちいい日でした。

 

▲小一時間ほどで、頂上直下にある鳥居に到着。
前回1月下旬に訪れた時に比べ、かなり積雪が増加。ザックを下ろして、腹ばいにならないとくぐれない程です(⇒1/25発の栂池ツアーの模様をご参照下さい)。

 

▲浅間山山頂には小さな祠が祀られていますが、ここも雪にすっかり埋まってしまっています。“心の目”で祠に手を合わせ、今回のツアーの無事を祈りました。

 

▲帰りは、所々豪快にヒップソリで広い雪の斜面を滑って下ってきます。
栂池ツアーならではのアクティビティ。もちろん、トレースのついた通常の登山道ではできませんので、ご注意を・・・

 

<2日目>

▲出発前後までパラパラ舞っていた雪が止み、辺りを覆っていた霧や雲も徐々に取れていき、歩き出す頃には山々が顔を出し始めました。2日目もいい感じになりそうな予感で、皆さん意気揚々と出発です。

 

▲決して緩くはない斜度をハイクアップしていきますが、みるみる広がる青空に、白馬岳などの名峰が見え始め、思いの外高い気温に汗だくにはなりましたが、気分は上々です。

 

▲途中、神の田圃と呼ばれる雪原に着く頃にはすっかり視界は開け、待望の白馬三山をきれいに見ることが叶いました。

 

▲だた、よく目を凝らすと、稜線はかなり強い西風にあおられているようで、雪煙が激しく舞っている様子が観察できます。
雪山の凄みです。

 

▲神の田圃から栂池自然園入り口までは、進行方向左手はかなり眺望が利きます。この日は遠く常念岳も確認できました。

 

▲待ち焦がれたこの景色。まさに、ツアータイトル通りの眺望です。おまけにほぼ快晴無風。ここでランチタイムです。

 

▲今日はお客様にも手伝って頂き、雪のテーブルを作ってのんびりです。

 

▲「本当の意味で、大自然に抱かれているみたいで気持ち良かったです!」

食後は皆さん思い思いに・・・本来なら-15℃前後で風雪の日が多い厳冬期の栂池周辺にあって、今回のような体験が2月にできるのは奇跡的な事です。

 

▲そんな雪原に仰向けに寝転んでいたかと思えば、ものの数分も経たないうちに、辺りは一気に霧に覆われ真っ白に。
これが山の天気の怖い一面でもあります。

 

▲下山に向けていざ出発したかと思えば、またうっすら白馬岳が見えたりと。
お天気的にも皆さん貴重な体験をされたと思います。

 

▲下りは栂池ツアー恒例のヒップソリで雪まみれに。
この二日間も、贅沢なツアーでした。

 

▲ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。

ガイド:井村、榊
写真と文:榊

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