残雪期に燕岳へ登られる方の装備について
暦の上では立夏も過ぎ、街中では初夏の気温になることもありますが、北アルプスでは、7月の上旬まで残雪があります。特に5月中の登山道には、雪が多く残っていますので、安全な登山をしていただくために、
アイゼンが装着できる底の固い登山靴、ピッケルとアイゼン、雨具、行動食、をご用意ください。
この時期、スニーカーでの登山は危険を伴います。特に下りの時に滑って何度も転ばれている方を見かけます。ピッケルもなく、残雪のある急斜面でスリップした場合はご自身の体を止める手段がなくかなりの距離を滑落することになりますので非常に危険です。毎年のように、スニーカーにチェーンスパイクを付けて登った方が滑落事故を起こしています。
各自、気象状況を確認いただくことも重要です。燕山荘ブログで毎日燕山荘周りの情報もお伝えしていますので、併せてご確認ください。日々、登山道の積雪状況は変化しますので、最新の情報を確認いただきお越しください。
【5月の合戦尾根登山道の様子】
例年4月下旬～5月下旬に開催の燕山荘春山登山教室では、ピッケル、アイゼン必携で、
ピッケルを使った滑落停止の訓練をしています。
