燕・歳時記 Special

燕山荘通信

ライチョウ観察会を催行しました


毎年大人気燕山荘主催のライチョウ観察会を催行しました。今年も募集開始初日で定員に達しました。ご参加いただいたお客様、誠にありがとうございました。

例年、ミネザクラの開花と同時に雷鳥のヒナが産まれます。ミネザクラが例年より1週間から10日早く開花したので、今年のライチョウはどうかなと思っていたら、ライチョウのヒナも、例年より早く産まれました。温暖化のためでしょうか。ヒナが生まれた時は、高山植物の新芽も小さかったのですが、ぐんぐん大きくなり、エサが豊富になっています。今迄の観察会の中で、7羽のヒナがお母さんのお腹の中に入ったり、出たりするのを見ることができたのは初めてでした。

講師に野生生物資料情報室代表・信州野鳥の会会長でライチョウ調査研究に携わる植松さんにお越しいただき、生まれて間もないライチョウ親子と燕岳登頂を目指しました。

 


▲集合は燕山荘グループ有明荘。ツアー日程等の説明と体操をして出発します。

 

▲合戦小屋までは、鳥や花の名前をご教示いただきながら、上山していきます。

 

▲アカモノ

 

▲ゴゼンタチバナ

 

▲合戦小屋では、スイカとうどんで英気を養い、再びライチョウと山頂を目指します。

 

▲燕山荘に到着後、ライチョウを探しますが、あいにくツアー初日には見つけられず、「観察」は翌日に持ち越し 植松さんの座学に移ります。

 

▲仲良くメリノウールTシャツ(ホルン柄Ver)

燕山荘では一番人気が燕Tシャツですが、メリノウールは優れた保温性や高い通気性を持ち、密かな人気があります。

 

▲翌朝のご来光

雲海から出てくるご来光は、とても幻想的でした。

 

▲山頂を目指そうとしているとき、やっと念願のライチョウに出会えました!

 

ちょっとわかりにくいですが、7匹雛がいるのがわかりますか?
まわりには、たくさんの人が集まりましたが、まったく逃げません。

 

 

▲少し経つと、寒くなったのか親鳥のおなかの中にみんな入っていきました。

ライチョウツアーのお客様は、初日ご覧になれなかったこともあり大はしゃぎでした。本当に出てきてくれてありがとうございました!

 

▲燕岳登頂
天候により登頂は下山日の朝になりました。雷鳥に出会えたそのままの勢いで足取りも軽く無事に登頂できました。

 

▲コマクサの群落

燕山荘~燕岳山頂間ではコマクサの群落を見ることができます。
【お願い】
残念なことに、コマクサの群落の中に人の足跡があります。
雨が降るとコマクサが流されてしまいます。登山道から決して外れないようにお願いします。

 


▲途中、縦に伸びる虹も発見しました!槍ヶ岳も綺麗です。

 

▲ご参加いただいた皆様

無事集合場所の有明荘に戻り解散になりました。上山中、登山道でのすれ違い時に、雷鳥ツアーに参加希望するも定員一杯になってしまったとのことで、ご参加いただけなかったお客様にもお会いしました。来年は回数を増やしていければと思っていますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

講師:植松晃岳氏
ガイド:燕山荘グループ海外旅行会社天溪社長赤沼敏治  赤沼大輝

写真・文 赤沼大輝

 

株式会社燕山荘 松本事務所

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