燕・歳時記 Special

燕山荘通信

志賀高原スノーシューネイチャーツアー(2泊3日)催行


2月24日~26日の2泊3日にて、燕山荘スノーシューツアー「志賀高原スノーシューネイチャーツアー」を催行致しました。

今冬新企画、広大な高原地帯を湛える志賀高原は、スノーフィールドとしては最高の立地です。
今回はネイチャーツアーという事で、特別講師に燕山荘企画の雷鳥観察会でもお馴染みの植松晃岳氏を迎えて、アニマルトラッキングや簡単な樹木の解説を交えての、和やかなツアーとなりました。

 

<1日目>



冬の志賀高原は、大小のゲレンデを豊富に抱えるマンモス級のスキー場です。少し高台にあがれば、何かしらのゲレンデを目にすることができます。
とはいえ自然の宝庫である志賀高原は、冬にスノーシューでゆっくり自然観察をしながら散策するのに最適な場所です。春めいた感を抱かせる芽吹きや、動物たちの足跡もあちこちに見られ、なかなか前に進みません。

 


志賀高原全体は太古の火山活動で形成された土地柄、それゆえに形成された湿地や沼に池が多く点在する所です。それが冬になれば、大小の雪原と化し、冷え込んだ日の霧氷などとのコントラストはきっと見応え十分なのでしょう。志賀高原のシンボリックな山の一つ、横手山も今回はおとなし気です。

 

<2日目>


2日目はサプライズ、燕山荘グループ代表の赤沼夫妻も同行してのスノーシューハイクです。比較的温かだった前日から気温は一変。冬型の気圧配置となり、早朝-9℃まで冷え込んだ志賀高原一帯は、落葉広葉樹含め全ての物を真っ白に、きれいな霧氷で包まれました。

 




私のカメラでは上手く収められなかったのですが、この日はキツネを目撃しました。
すぐさま現場へ急行し、皆さんで足跡検証。アニマルトラッキングの醍醐味です。

 





午後は場所を変えて、志賀高原のほぼ中央に位置する旭山へ。晴れていれば、この場所から北アルプスの峰々が垣間見えます。足元を丹念に見ていると、本当に様々な動物の足跡を発見できます。これも雪がある冬場だからこそ味わえる楽しみ方ですね。

夜は、初日二日目共に、宿の会議室をお借りして、モニターを使ってのレクチャー。豊富な動物や鳥類の資料をお持ちの植松さんならではの、楽しい講座となりました。

 

<3日目>
冬型の気圧配置が更に強まった3日目、気温は更に低下し朝で-12℃程まで下がり、風雪も強く視界不良にて、スノーシューハイクは見合わせとなりました。

急遽予定を変更し、志賀高原の麓にある地獄谷野猿公苑の見学へ。




ニホンザルよりも、訪日外国人観光客の多さにびっくりしてしまいました・・・
この度も天候不良による予定変更等で、ご参加頂きました皆様には色々ご理解ご協力賜りました。

ご参加頂きましてありがとうございました。

 

ガイド:河地・榊
特別講師:植松晃岳氏(野生生物資料情報室代表、信州まつもと山岳ガイド協会やまたみ代表理事、信州野鳥の会会長、他)
写真と文:榊

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