5月の合戦小屋
5月に入ると天気も良くなり春の合戦尾根は賑やかになりました。
合戦小屋2,350mは休憩地としては最高の場所にあります。燕岳登山のコツは、合戦小屋でゆっくり高度順化することです。ここで充分休むことで燕山荘に着いてからの疲労回復が違います。
▲森林限界の上に出ると景色が全く変わります。
▲今年のシャクナゲは赤い色が華やかで、青空に映えました。
▲合戦小屋全景
▲今年は燕山荘からスタッフが応援に来てお汁粉を販売できました。
▲お汁粉はすぐ体力につながり、お餅はゆっくりとエネルギーとなります。登山にはお勧めです。
▲燕山荘ツアーの皆さんは、合戦小屋から森林限界を過ぎる登り方の方法を受けます。
▲合戦尾根の頭から燕山荘、燕岳を望みます。
▲下山の皆さん
今年の燕岳は雪が少なく暖かい日が続いていました。ライチョウは求愛活動や縄張り争いをしています。
下山の時滑りやすいのでアイゼンは必ず必要です。安全に燕岳を楽しみましょう。
現在、富士見ベンチまではほとんど雪がない状態です。富士見ベンチから合戦小屋までは、ところどころ雪がある状態です。こんなに雪に少ない年は、私の50年の山小屋人生の中で初めてです。例年では第一ベンチの下まで雪があります。
写真・文 赤沼健至
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【酒田市美術館『山岳写真家白籏史朗展』4/29~6/25開催のご案内と赤沼健至講演会(6/4)のお知らせ】
山形県酒田市の酒田市美術館で山岳写真家白籏史朗展が開催されています。
開催中の6月4日(日)14:00~15:00、赤沼健至講演会「北アルプスの魅力と白籏史朗について」があります。
詳細は、酒田市美術館HPをご参照ください。