積雪期は山が綺麗です
GW後半は天気に恵まれました。黄砂の影響か少し霞んで、厳冬期のような紺碧の空は望めませんでしたが、やはり積雪期は山が綺麗です。例年になく雪の少なく、温暖化の為か積雪が年々少なく感じます。
【4時51分ご来光】
志賀高原横手山と草津白根山の間から。安曇野田に水が入っているのが分かります。ご来光のひと時は、心が豊かになり元気が湧く最高の時間です。アクセスが良く今年も大勢のお客様がお見えになられ、活気が溢れました。
▲安曇野の田に水が入って田植えの季節となりました。
▲テント場から
▲だいぶ北から朝日が昇るようになってきました。
▲燕山荘玄関前
【燕山荘一周】
燕山荘は稜線上にあり一周すると山の景色が変わります。燕山荘一周でも撮影ポイントが沢山あります。日の出から日の入りまでの絶景が楽しめます。
▲雪が少なく順調に除雪が進んでいます。
▲表銀座の稜線
▲雪に埋もれている燕山荘
【頂上へ】
燕岳頂上に立つと心が晴れやかになります。やはり頂上です。積雪期の北アルプスを堪能できさわやかな別天地です。
▲頂上まで雪のある所はこの箇所だけです。アイゼンは登山道を傷つけるので推奨しませんが、不安な方はご持参ください。
▲独特の雰囲気なある場所です。
▲頂上直下
▲頂上より北燕岳、立山、剣岳、針ノ木岳、白馬岳を望む
▲大槍、小槍、間に孫槍、親子三代の槍ヶ岳が見れるのは燕岳から
▲奥穂高岳 北穂の小屋の除雪が進んでいます
▲大天井岳 積雪期大天井岳の夏道は非常に危険です。必ず頂上に直登してください。雪面に足跡が付くと後からの方が入ります。
▲雪の少ない燕山荘
【燕山荘】
雪の中に埋もれているため中は真っ暗ですが、自家発電で電気をつけ、スタッフは笑顔で、明るく楽しい雰囲気を作るようにしています。
▲頂上より
▲館内の様子
▲今年の朝食
▲下山はこちら側から
【春山登山教室】
毎年、4月下旬から5月下旬にかけて催行する燕山荘のツアー「春山登山教室」では、雪山を安全に楽しむ方法をお伝えしています。
▲アイゼンを付けます。
▲滑落停止の講習
▲山岳ガイド協会公認ガイドの榊(大天荘支配人)と井村(ヒュッテ大槍支配人)が担当いたしました。
雪山の注意点は、アイゼンや装備の重さがあるためコースタイムの1.5倍の時間と体力が必要です。注意して登りましょう。
テント場でマナー違反が見受けられます。テントを張るために山の石を掘り、支柱止めにしている人がいました。国立公園の特別保護地区です。地面を掘ったりすることはルール違反です。また、今年は生ゴミや料理の後の汁をテント場に捨てる方がおられ、カラスが来ていました。カラスはライチョウの天敵です。親鳥、ヒナ、卵すべて狙われてしまいます。自然保護は私たちのマナーが問われます。
写真・文 赤沼健至